■■家族信託・相続■■

相続人以外の者の貢献

    写真は東京から大阪へ向かう機内から撮影した

    富士山です、雄大で美しい!

    やはり日本一の山だと実感しました。

    さて、本題に入ります

    相続法の研修で受けた内容で知ってて損はない項目を

    簡単にブログでお知らせ致します。

    【相続人以外の者の貢献】

    私がコンサル業務や家族信託の説明を行う過程で

    家族構成を聞き取り、将来、相続が発生した際に

    気を付けて欲しことや、対策をお話する場合などがあります

    例えば、亡くなった夫の親をその妻である長男嫁が

    介護していて子がいない場合、夫の親が亡くなっても

    長男嫁は相続人ではないので遺産の配分はなく

    介護に関与していない夫の他の兄弟が全て相続していました

    夫が亡くなり、何年も同居しながら夫の親の介護をしていても

    この家は弟である自分が貰ったから、関係のない嫁は

    出て行ってくれと言われれば、それに従うしかありませんでした

    これではあまりにも可哀そうすぎるという事でこの度の改正となり

    相続人でない嫁でも、特別寄与者と認められれば他の相続人に

    寄与に応じた金銭を請求できることになりました。

    請求できるのは、亡くなった人の親族に限りますので

    財産目当ての隣の人とか知人は請求できません

    また、話し合いで解決できない場合は裁判所に申し立てることができます

    但し、請求できる期限があり、相続の開始を知って6ヶ月以内か

    相続開始から1年が経過するまでの間となっています。

    気を付けることは、裁判所は一切の事情を考慮して判断するので

    毎日の日記、介護日誌や領収書の作成・保管を行い

    対価の支払い、給料や小遣い等、金銭を貰わないことが重要です。

    上記の例はやや大げさですが、多様な家族家庭環境がある今日

    異母(異父)兄弟、相続が発生して何十年ぶりに再会した兄弟や

    妹が外国に行って現地で結婚し

    子を産んだ後に離婚

    それから2年後に相次いで両親が他界し相続発生

    その後、妹も病気で亡くり

    妹には息子と娘がいて娘は未成年

    代襲相続するので、遺産分割には甥っ子の同意と

    姪っ子は未成年なので

    妹と離婚した元夫である

    親権者の同意を要します

    その甥や姪も同じ相続人です

    当然に権利を主張してくるでしょう

    色々なことが想定されます。

    実際にあった事です。

    お姉さんは、兄さんが亡くなってからも

    私達の親の面倒をよく見てくれて、ありがとう

    自分の実家の親のこともあるだろうに

    本当に感謝します

    姉さんは、相続人でないので、税金のことやらで

    平等に遺産を分けることはできないけれど・・・

    と、このような一言でもあれば

    いままでの苦労も救われるし、

    さらに、

    この家に住みたいだけ住んでていいよ

    他の兄弟で出し合ったんだけど

    と、少しのお金(200~300万)だけど、と

    言われれば苦労も報われるってもんですよね

    相続で揉める資産規模の多くは

    遺産が5000万以下で

    ひとつしかない遺産である実家の土地建物だけ

    簡単に分割できないし、売ってしか分配できない

    代償分割といって

    不動産を一人で相続し、金銭を兄弟に渡す

    例えば、3人兄弟で、実家が3000万の評価だとして

    実家を相続した人が他の2人に1000万ずつ払う事で

    解決する方法もありますが、資金力が無いと

    これまた厳しいものとなります

    親も嫁に感謝して将来のことを考えてるなら

    解決策としては

    遺言に嫁への遺贈分を書くか(相続税2割加算対象)

    夫の親との養子縁組、生命保険金の受取人、

    生前贈与もひとつの選択肢だと考えられます。

    将来、どうのようなことが起こるか想定できません

    生きている間に、自分の意思を明確にしておく意味でも

    公正証書で遺言するか、少なくとも日頃から話し合い

    意思表示はしておくべきだと、つくづく実感します。