■■社長の不動産コンサルティング・ブログ■■

連帯保証人の責任の範囲

土曜日は

不動産の法律に関する

記事を書いています

さて、今週は

2020年4月1日より

民法が改正され施行されますが

不動産業界では

賃貸・売買とも関わってきます

まず、今日は賃貸に関する事で

アパートなどに入居する際に求められる

連帯保証人について、です

大家さんや私達不動産にも

大いに関係ある改正です

2020年4月1日以降

賃貸契約を締結する際

連帯保証人の責任を明確化するため

極度額を定めなければいけなくなります

現在の保証人は根保証と言って無限で

借主の過失が大きければ大きい程

付随して保証人の責任も大きくなり

保証人の生活が破綻してしまう事例が

多く出たためこれを防ぐ事が目的です

(*法人が保証する場合は限度額を設ける必要はありません)

このように、

どんどん膨れ上がる債務を防ぐため

保証に極度額という

上限を設けることとなったのです

改正後、極度額を定めない保証契約は

無効とされる可能性が高く注意が必要です

極度額というのは

この額まで責任を持ちますという上限で

費用・利息・損害金等を全て含んだ額の事

じゃ、いくらまで??

とういう事になってきますが

賃料×何か月分という式になるでいょう

借主の属性や物件の状況により

ケースバイケースの判断になると思いますが

おおよそ、賃料の12ヶ月分くらいかな

というのが今のところの感想です(私の個人的な見解)

家賃8万なら

8万×12ヶ月=96万

96万円を限度とする

保証契約に署名押印ということになります

96万以上の損害が出ても保証人は責任を負わず

借主本人へ請求することになりますが

実質的には大家の損失ということになると思います

大家さんも賃貸業という商いですし

100%リスクのない事業はあり得ないので

入り口部分、

すなわち、

入居の段階で判断するしかないと思います

最近は、家賃保証会社のおかげで

私達管理会社が

直接督促することは減りましたが

大事なのは、

自分で審査する目を持っているか

他力本願になっていないか

本人や家族構成、仕事、転居理由、

収入と車を含む身なり等

総合的に判断できるかという事です

幸いにも長く

複数の業種で

審査する立場に関わってきたので

本人と入居申込書を見れば

だいたい予測はつきます

あと、注意が必要なのは

入居時は100%保険に加入しますが

更新の際の保険手続を忘れ

失効してるのを知らず

ボヤを起こしたりした場合のどの

借家人賠償責任

当然に保険は支払われませんから

本人に支払能力が無ければ

保証人に請求がいくことになります

保険更新のお知らせがきて

逃げまくる人もいますが

1~2万円前後のお金をケチって

大きなツケを払う事になるより

保険なんだからちゃんと払って

安心して生活したほうが良いと思うのですが・・・。

真の損得勘定ができないのでしょう

安心を買っているのに

繰り返しますが、

現在の保証債務は無限の包括根保証で

改正後は

極度額(上限額)を定めた限定根保証となり

極度額を定めない保証債務は無効で

保証人としての責任を問えません

次週は

賃貸物件の現状回復について

お話いたします

それでは、素敵な連休をお過ごしください。。